【おおたがやつぬま / 鶴ヶ島市運動公園】
縄文時代から人の営みを支えてきた憩いの水辺
鶴ヶ島台地を這う浅い谷の谷頭(やとう)に湧き出す湧水を堰き止めた溜め池をベースに改修した公園池。なんと縄文時代から水の恵みとともに人が営みを続けてきた場所で、農地の拡大とともに溜め池が造られ、水不足解決の切り札としての機能拡充がはかられてきた。
そんな池も今では鶴ヶ島市運動公園のメイン構成要素になっており、へらぶなの釣り場としても無料開放されている。また桜の名所として春のローカルスポットにも。
リール、ルアー釣りは禁止。
池のディティール
インレット
池の流れ込みの水路は園内を蛇行し、滞水池と自然観察池の二つの池を内包している。
園外へと続く流入水路
排水水門、余水吐
ボードウォーク
2023年の再訪時は北側のボードウォークが改修。一方、南側は老朽化で閉鎖されていた。
公園池のボードウォークは釣り禁止エリアに指定されるのが一般的だが、ここ太田ヶ谷沼のボードウォークは歩行者の妨げにならないよう配慮すれば釣りが公認されている。
鶴ヶ島市運動公園内の池
滞水池
水路と同じく石護岸。蛇籠で堰くことで園外から流入する水の流れを弱め水質浄化を担っている。「滞水池」という呼び方はめずらしいが一般的には「沈殿池」と呼ばれるもの。釣り禁止看板あり。
自然観察池
錦鯉が泳ぐ。
親水池
子どもが安心して水遊びできる池。ただしオムツをしたまま池に入るのは禁止。
案内板・規制看板
ルアー、リール釣り禁止。スケボー禁止。