殺害された妖怪の亡骸が投げ込まれた池
この池の池伝説では、強欲な酒場の主人によって殺された半人半獣の妖怪「猩々(しょうじょう)」の予言によって、事前に「末の松山」に避難し大津波の難を逃れた「こさじ」さんという女中さんが登場する。殺された猩々が投げ込まれた池が猩々ヶ池とのこと。
ここ多賀城の猩々ヶ池の所在地について、「末の松山」の項でのウィキペディアの脚注には以下のように記されている。
猩々ヶ池の所在地は、ごく早い段階でわからなくなったらしく、昭和(戦前)の伝承(三塚栗川編1934『多賀城村郷土の伝説と史話』(謄写版―多賀城市立図書館蔵)山王尋常高等小学校)では、本郷の造り酒屋櫻木亦八の営む居酒屋から東方四丁余りの小池―八幡櫻木観音堂より東にあり、八坪ほどの小池に猩々の亡骸を捨てたとしている。