小矢部の野池群のひとつ。
池の堰体直下にトイレ付きの駐車場があるが、これは倶利伽羅峠の古戦場をめぐる「歴史国道」の入口になっているため。池名のヒントとなるものはなかったが、池の堤下にある標柱には長坂登口と示されていたので仮称とした。
駐車場前に掲げられた絵巻風の素晴らしい鳥瞰絵図が描かれた案内板には、峠の茶屋跡がある「天池(尼池)」のほか「大池」、「蟹池」の名も。
クルマを停めて歴史国道へと進めば、古戦場の池めぐりも楽しいし、舟山堤、山王口堤、地隠越溜池なども近い。
小矢部の野池では、救助用浮き輪も標準的装備。「あぶない ため池だ!」と記された菱形の看板は、富山県の砺波平野エリアの野池でしばしば見られる。
取水設備は階段状に風呂栓タイプのシンプルなもの。
マークした場所は駐車場(トイレ付き)