水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

オハナ池(埼玉県加須)

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ヘラブナの固定釣り台があったが現在、池は立入禁止。

お花が池とも。川の決壊地点が激流に洗堀されてできる押堀(おっぽり)というタイプの天然湖沼が三つ並んでおり、オハナ池はいちばん北にある池。
オオモノサシトンボ、サンショウモが生息。固定釣り台があることからかつてはヘラブナ釣り場になっていたようだが、現在、池は立入禁止となっている。
ウィキペディアによると、オハナ池は1786年(天明6年)の決壊口跡とのことで、名の由来は大正時代、お花という女性が池に身を投げたことによるそうだ。
池岸にきれいにそろえて残されたお花さんの傘と下駄。見た人々の心に強烈なインパクトを与えたのだろう。大正浪漫。

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外来種を駆除し在来種を保護する活動が報告されていた。しかし、これだけ固定釣り台のある池なら、かなりの数のヘラブナ(国内外来種)がいそうなものだが、まったく触れられていない。


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立入禁止の看板とロープ


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アプローチ路