水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

亀岡の野池群(京都府亀岡)

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昭和池→皿谷池に修正(ver.1.2)

立入禁止があまりにも厳しいのは、ダム決壊惨事のトラウマか。

野池巡礼には、なんとも難易度の高いエリアである。
まず、道路の近くにあるような池でも、特に市街地ではすんなり顔を拝ませてもらえるような池はほとんどない。藪や木といった遮蔽物に加えて全国屈指の厳しさの立入禁止措置が頑強に行く手を阻む。飛行制限で奥の手の空撮にも頼れない。
釣り禁止措置が厳しい愛知県豊橋などでも、池を見るだけならまったく問題ないのだが、ここ亀岡ではそうもいかない。
また、アユモドキという郷土の魚を守るために外来魚駆除もかなり進んでいる。かろうじて釣り禁止になっていない南郷池中山池といった池でも、ボランティアだけでなく行政が予算をかけて駆除を行っている。
釣りが目的であれば、苦労してランガンをしても得られるものはあまりに少ない。

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不気味すぎる昭和池の釣り禁止看板。罰金も記されている。

野鳥観察では市北部にある平の沢池が駐車場や野鳥観察デッキも整備されており好適。
堤高27.5mのアースダムである昭和池は、中山池とならんで亀岡を代表する貯水池であるが、釣り禁止措置が厳しい。
へらぶなの管理釣り場としては、湯の花フィッシングセンターと湯の花フィッシングセンターと京都へら連中池がある。
亀岡は歴史的には明智光秀の本拠地、亀山城の城下町。南郷池はそのお堀である。
また決壊事故で100名もの死者が出た平和池ダム跡が市街地のはずれにあり、モニュメントが立っている。

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アユモドキ、オニバスなど希少な動植物を保護する活動が進められている。


 

名前の魅力的な野池が多いのは、古都と隣合う立地にあるゆえか。

茱萸谷池、衹園講池、政助池、普門軒池、出葉池・・。全国に二つとなさそうな名をもつ池が集まっている。地名や池名の由来を調べずにはいられないようなエンスーな池マニアにはたまらない。
亀岡の水辺めぐりでは、道路からすんなり顔を見せてくれる池は少なく、住宅地内の市街地戦も多いことからクルマはほとんど役立たず。そもそも釣り禁止ばかりだから、道具などを持つ必要もないので自転車が最適であろう。道の駅ガレリアかめおかが心強い拠点となってくれる。
なお、南郷池の近くに、その名も「池佳」(いけよし)という居酒屋がある。野池マニアであれば見過ごせない名の店である。気取らず入れて土地の人に長く愛されている名店。亀岡の地酒「翁鶴」もおいている。

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その名も池佳(いけよし)という名の居酒屋。

掲載している亀岡の野池群

  • 中山池(京都府亀岡)★★★未舗装駐車場あり。
  • 南郷池(京都府亀岡)★★明智光秀の居城の堀。歴史散策。釣り可。
  • 平の沢池(京都府亀岡)★★駐車場、親水ゾーン完備。野鳥。
  • 平和池(京都府亀岡)★惨事となったダム決壊で消失。
  • 昭和池(京都府亀岡)ダムスペック。釣り禁止。
  • 袋谷池(京都府亀岡)
  • 平野沢の上池(京都府亀岡)
  • 平野沢の下池(京都府亀岡)
  • 茱萸谷下池(京都府亀岡)立入禁止。
  • 畠ヶ田下池(京都府亀岡)立入禁止。
  • 大日谷池(京都府亀岡)立入禁止。
  • 出葉池(京都府亀岡)立入禁止。
  • 西山池(京都府亀岡)立入禁止。
  • 政助池(京都府亀岡)釣り禁止。罰金三万円。
  • 寒谷の釣池(仮称)(京都府亀岡)


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