水辺遍路

実踏・日本の湖沼 9,200湖

四号ため池(新潟県佐渡)

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国仲平野の農地にある溜め池。四角い形状に堤をめぐらせた皿池タイプ。ほぼ全周にわたってコンクリートブロックによる護岸補強が施されている。
佐渡では少数だが、ここはかなり明確に立入禁止を掲げている。
堤の上には有刺鉄線の柵。本土からすれば、ゆるく見えてしまうが、柵はもとより釣り禁止看板などほとんどない佐渡ではこれでも厳格な部類といえる。
立入禁止を明示した看板と柵があれば、柵を越えた瞬間に刑法の不法侵入罪を適用することができるので、民事不介入が原則の警察も動くことができ、違反者の逮捕も可能になる。
本土では当たり前、というより、むしろゆるく感じてしまう簡素な柵も、ここ佐渡では明確なメッセージと捉えた方がいいかもしれない。こういった池は佐渡ではアクセス性のよさと、情報的にバス釣りで有名になったという条件がかさなったケースに今のところ限られている。結果でみれば安易にバサーが入れる場所から釣り禁止・立入禁止措置が始まっているということである。
この流れは本土に比べると10年ほどの時差をもって進行しているといえる。海をはさんだ地理的要因がもたらす文化伝播の時差という点でも興味深い。ともかく、本土を席巻する流れが佐渡全土に広がらないことを祈りたい。
池名の根拠は、近くに立っていた「新穂正明寺集落ご案内」の看板から。ただ案内板の地図がアバウトなので、この池が四号ため池なのか少し微妙なところもある。

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新穂正明寺集落ご案内。四号ため池が記載されている。