意外にも閉鎖性が強い池が多い。
沖縄諸島の最西端、本島から100kmの絶海に位置する久米島はサトウキビ畑と丘陵が広がる火山性の島。
島の名に「米」の文字が入るように、沖縄諸島ではめずらしく水源にめぐまれ古くから米作りが行われていた。タクシーの運転手さんの話では、国の減反政策によって米からサトウキビへの転作が進められたといい、確かにサトウキビ畑にはオーバースペックとも思えるフラットな農地が多く、溜め池や水路網もそこかしこに見られる。
島の池めぐりをしていて意外だったのは、本土の池以上に立ち入り禁止措置が厳しい。池を憩いの場にする発想は久米島にはないようだ。
かろうじて島を代表する貯水池であり、世界初の地表湛水型地化ダムのカンジン貯水池に親水設備があったが、なぜかフェンスとゲートで入れず遠巻きに池を見るしかなかった。
同池では島の固有種はクメジマボタルのための環境保全がなされているので、その関係で親水設備は一般開放されていなかったのかもしれない。
掲載している久米島の池群
- カンジン貯水池(沖縄県久米島)★世界初の地表湛水型地化ダム。
- タイ原ダム(沖縄県久米島)ダム計画があった溜め池。
- 白瀬1号ダム、白瀬2号ダム(沖縄県久米島)
- ヤンガーイチ1号池(沖縄県久米島)改修済みの溜め池。立ち入り不可。
- ヤンガーイチ2号池(沖縄県久米島)フェンスで立ち入り不可。
- 山城池(沖縄県久米島)ゲートで立ち入りできず。
- 本庄池(沖縄県久米島)ダムスペックか。
- 比嘉池(沖縄県久米島)タヌキモが自生。
- フサキナ池(沖縄県久米島)ブルーギル駆除釣り大会。
- 久米島のクルマエビ養成池(沖縄県久米島)
- 仲間グムイ(未確定)(沖縄県久米島)