小松原湿原は3コース3層で構成
小松原湿原は山頂に広大な湿原と池塘群をいただいた百名山・苗場山(2,145m)の中腹、標高千五百メートルあたりのたるみに位置し、下ノ代(下屋敷)、中ノ代(中屋敷)、上ノ代(上屋敷)の三層で構成されている。
「代」は「しろかき」からも田、ひいては池塘を連想させるが、「代」は「城」の含意があり、小松中将の伝説がからむ。
大場ルート
グリーンピア津南からダート林道へと入っていく大場ルートは、看板で案内しておきながら林道を進んだ先で、工事関係者以外・立入禁止となるハニートラップ状態。(工事による一時的なものと思われるが)
ゲート前に広めの駐車スペースあり。簡易トイレがあったが、扉まで行くと使用禁止。またもハニートラップに引っかかる。
ただ、このルートが一番、歩きやすそうではある。
このルート、林道を2時間も歩いて標高1,300mの登山口にたどり着くのが特徴。登山路に入ってからは10分で下ノ田代、1時間で中ノ田代、1時間40分で上ノ田代を経由して小松原小屋へ着(標高1,580m)
太田新田ルート
太田新田の集落から林道へと進む太田新田ルートは、雰囲気のいい未舗装駐車場(標高650m)が第一ゲート前にあるが沢渡りのある荒れコースとのこと。20分ほど歩くと第二ゲート。2018年ごろまではここまでクルマで来れたみたい。
ちょうど工事関係者が通ったので、徒歩なら入っていいのか訊ねてみたが、ダメとしかいえない、とのこと。小松原湿原の避難小屋で一泊してきたという登山者ともすれ違ったが、黙認状態のようだ。
さらに20分ほど歩くと登山道入口へ。
全行程では往復8〜10時間。
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見倉ルート
3ルートの中では唯一、オフィシャル感のあるコースか。登山口に舗装駐車場と案内板あり。