【2013年7月 写真と情報を追加】
設備:駐車スペース、簡易トイレ、遊歩道。
魚種:ブラックバス、へらぶな、コイ。
規定:ボートおよびフライフィッシングは禁止。
備考:入漁券必要(セブンイレブンまたはローソンの端末で購入可能)
山に向かって県道をぐんぐん上っていくと、どん詰まりの少し手前に池が現れる。
砂防ダムによってできたクリヤー〜ステインウォーターの池であるが、雰囲気は準山上湖。草木の生えた自然な感じの岸辺が釣り心をそそる。釣り用の遊歩道と散策用の遊歩道、そして車道と3段がまえになっており、ここは管理釣り場かと思わせるほど。
「東谷砂防ダムにはバスフィッシングに必要なすべてがそろっている」と、ここで修行を積んだバスプロの言。雑木林のオーバーハング、アシ原、シャロー、小ワンド、倒木、杭といったストラクチャー。そして適度に生えた水草類。箱庭のように多くの要素が詰まっている。
へらぶなも放流されているようである。かつてはニジマスも釣れるという噂もあったが、2013年7月に魚影が確認できたのはコイ、ギルと小型のバスのみ。
後日、砂防の専門家にこの池の写真を見てもらったところ、興味深い意見が出てきた。ふだんから水をためる利水ダムとちがって、砂防ダムは土砂災害の日をじっと待ち、いざというときは土石流を受け止め、被害を食い止める防災機能がおもな役割。ところが水がたまっていると本来の機能が低下してしまう可能性があり、そういう意味で東谷砂防ダムは「ちょっと問題あり」とのことだった。
なかなか地味で目立たない砂防ダムにあって、東谷砂防ダムは景観との調和や人々を引き寄せる親和性においてすぐれた砂防ダムだと思っていたのだが、専門家から見るとまったく異なる視点があることを知った。(2013年7月更新)
駐車スペース
堰堤
インレットから山側をのぞむ
看板類