くじゅう連山、もうひとつの御池
大分の百名山・くじゅう連山にも二つの御池が鎮座する。西の久住山(中岳)と、東の大船山(たいせんざん)。
御池を山頂近くに擁する大船山は、くじゅう連山の東の主峰。標高は久住山とほぼ同じで、山頂に御池という池があるのも同じ。しかし久住山の方が「みいけ」と読むのに対し、こちらは「おいけ」。秋にはドウダンツツジが湖面を赤く染める。
湖面標高は1,740mほどで、西の久住山 御池よりわずかに高い。冬季は全面結氷する。
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くじゅう連山の山池めぐり
同じような標高の鐘状火山が林立する「くじゅう連山」は、数多くの「窪」と呼ばれる火口や「河原」の名の付いた湿原をたくわえており、個性的な山池があちこちに。名前も付いてない池や池塘も含めれば、十、二十はありそうだ。
「くじゅう」の名にはいくつか由来があり、今なおその表記には「久住」勢力と「九重」勢力が拮抗している。中岳の御池は「久住山」の一角にあるが、当ブログの池名には連山の一角として公平に「くじゅう」という平仮名表記を採用した。
御池へのアクセス
池窪登山口
大船山の御池に対しては最短距離の登山口。南東側からアプローチするかっこうになるが、2022年に訪れたところ登山口まで行かないうちに林道がゲートで封鎖され進入禁止・立入禁止になっていた。
あとで調べたところ、予約制の観光登山バスを使うと、大船山山頂までかなり近い池窪(標高1,200m)まで行ってくれるらしい。
登山口名にもなっている池窪は登山口わきにある火口跡のようだ。崩れのある谷が注ぎ込むかっこうになっており、湛水痕らしきものも見られ、雨後には水がたまっている時もありそうだ。
坊ガツルの登山口
くじゅう連山の中央部にある盆地「坊ガツル」のキャンプ場わきにも大船山への登山口がある。