都市を洪水から守る調節池。規模や管轄によって調整池、遊水池(地)といった呼び方もある。
千葉県の行政の場合、恒久的な雨水一時貯留施設を「調節池」、対して暫定的なものを「調整池」とするという定義もあったが、洪水調節とは関係のない水力発電や溜め池にも調整池があり、必ずしも全国的に千葉県の定義が統一されているわけではないのが実情で、じつに分かりにくい。
2018年に行った東京町田の子どもの国という有料公園の中に、それと知らず巨大遊水池があると知って驚いた。
なんと惜しいことをしたことか。出店が並び、園内移動バスが走り、イベントでテントの花が咲くその芝生の広場が、じつは池だったとは。
しかもよく見るとダム型の堰体構造が見てとれる。
下の動画では35"から41"にかけての公園エントランス先のウェルカムロードが上り坂になっているが、これが堰体の後法面。
堰体の天端は舗装路で、動画3'16"からのイベント映像で、ステージになっているのが遊水地の最深部(おそらくここのどこかに水の排水口がある)。観客がすわっているスロープが堰体の池側法面となる。
こののどかな空間が水没する怖ろしい事態は過去にあったのだろうか。
マークした場所は駐車場入口。(駐車場有料、入園料必要)