かつらいけ。
新潟県と長野県の県境をなす全長80kmにわたる関田山脈の稜線を縦走する信越トレイル。
野尻湖から斑尾高原の希望湖を経て、稜線ルート上には16の峠と、桂池、茶屋池、野々海池と個性的な池が連星のように連なる。
桂池は、ブナ林に囲まれた黒岩山の頂近くの山上湖。東日本種と西日本種の二種のギフチョウの混生地帯ということで、標高940mの黒岩山は山自体が国の天然記念物に指定されている。
桂池から黒岩山の山頂を経てソブ池に至る信越トレイルのルート上には、太郎清水、古池、熊の巣池、中古池(なかふるいけ)、北古池湿原(きたふるいけしつげん)など、黒岩山の頂稜山池群がある。
鯉、エビ、モリアオガエル、クロサンショウウオが生息。ミズバショウ群落も。
どう見ても天然湖沼の様相であるが、池の北側には斜樋型の取水設備が設けられており、直下には中古池、その下に北古池湿原とつづき、飯山市の信濃平に枯れ沢状となって流下している。
マークした場所は駐車スペース。