富山市射水市の市境近辺に丘陵が広がるこのエリアは、富山でも屈指の野池ホットゾーン。
すべての池を採り上げるわけにはいかないので、いくつかの池に代表してもらおう。
笹尾池は江戸時代末期の築造。1.5車線路であるがアクセス性は悪くない。堤構造が明瞭で、一般道が堰体天端を抜けている。
池のプロフィール看板(共通仕様タイプ)もあるのでケーススタディに好適と思い、採り上げた。
斜樋および底樋は「ヒューム管コンクリート巻立」と記されている。ヒューム管は遠心力によって低コストで量産することができる20世紀初頭の発明品で、地下埋設の下水道などによく使われている。
魚釣り禁止区域との看板あり。