水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

石畑池(富山県射水)

いしばたけいけ。

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富山の野池では標準装備の「ひし形」看板

富山市射水市の市境近辺に丘陵が広がるこのエリアは、富山でも屈指の野池ホットゾーン。
まわりの溜め池たちは幾本も伸びる支川を堰いた谷池タイプが多いが、この石畑池は下条川の本川を水門で堰き止めているので、他の溜め池とはタイプが異なるように見えた。溜め池というより頭首工の風貌であるが、現地の看板に「ため池だ!」と記されているように、堰体、底樋、斜樋を持ち、見た目とは裏腹にれっきとした溜め池なのである。
小さな池だが、田尻池とならび白鳥飛来地の南限に数えられ、毎年、地元小学校の生徒が調査しているという。

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現在地マークは、谷池タイプの笹尾池。「2」のマークがついているのが、石畑池


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吐き出し側を見ると、水門があって頭首工のように見えるが、堤高5mの堤構造と斜樋、底樋を持つということである


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ちょっと釣り竿を出してみたくなる岸辺


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案内板


2019年時点でのGoogleマップで表記されている「石畑池」の位置は誤りと思われる。