水辺遍路

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藤沢貯水池(北海道沼田)

藤沢ダム。
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堤高17.5mでハイダムスペックを満たす農業用貯水池。
ここではオレンジにペイントされた取水設備の構造をじっくり見ることができた。
北海道の農業用貯水池は冬場に完全水抜きをすることが多いが、それは本来なら重労働であるはずの掻い掘りさえスムーズにできてしまうほどの取水設備が備えられているということを意味する。タワー式も多い。斜樋タイプのこの池も機械化。
アプローチ路はダート。このあたりは地形のせいか細長い溜め池が多い。

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これが現代の斜樋。オレンジに塗色された鋼製スライドゲートはスピンドルで開閉操作。操作は手回し式ならハンドルがむき出しが多いが、ここでは鍵付きの管理ボックスにおさめられていた。蓋はやはりオレンジに塗装。
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堰体下には底樋ゲートの操作ハンドル。まだ新しい。改修して間もないようだ。鋼製部分のペイントはオレンジで統一


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右岸側に洪水吐、左岸側に取水設備


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水神と刻まれた石碑


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堰体とアプローチ路


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ナビに堰体へのアプローチ路は表示されていないが、走行軌跡がアプローチ路。管理用の砂利道。


マークした場所は堰体へのアプローチ路入口