「魔の山」の頂上にある湿原跡
古く神話の時代から「魔の山」として恐れられてきた大台ヶ原山。百名山にも選ばれ、日本有数の降水量が穿った地形である大杉谷は日本三大渓谷のひとつに数えられ、「百名山」の中で深田久弥も激賞している。
そんな紀伊半島の盟主的な山も、現在は山頂近くまで舗装路でアクセスすることができる。かつては有料道路だったそうだが現在は無料。ただし交通量は少なくはなく、狭いブラインドカーブなどは気が抜けない。
「大台ヶ原」はもともとは「大平(おおだいら)」と書いたように、山頂部は広い台地をなしている。七ツ池湿原は山頂の少しくぼんだ所にある。池の名は付いているものの、七つの池らしきものは確認できないし、湿原らしい様相も失われている。雨後に池状の水たまりができるとビジターセンターの方の話だったが、ふだんは雑木林の中に「七ツ池」の道標が立っているだけの状態。
この湿原跡のある西大台利用調整地区は環境保護のためハイキングも事前申込みが必要。
登山口からは下り行程で往復2時間ほど。
地形
空撮
遠景
大台ヶ原ビジターセンターと展示
アクセス路と駐車場
Googleマップ
マークした場所は大台ヶ原ビジターセンター。