【けちみゃくいけ / 血脈の池、血脈度霊(けちみゃくどれい)、おキチヶ池】
名刹として名高い永平寺の開基にまつわる霊池
「血脈(けちみゃく)」は仏教僧の師弟間で相伝される秘蹟のようなもので、分かりやすくいえば極楽へのパスポート。
この池の伝説では、鎌倉時代に本妻によって殺されたおキチさんという愛人の遺体がこの池に投げ込まれ、恨みから亡霊となって池を通りかかる旅人を恐怖に陥れた。道元禅師がもたらした「血脈」が池に投げ込まれると亡霊は成仏し、感謝から寺を開くことになった。それが永平寺の元となる大仏寺とのこと。大仏寺は山頂近くに遺構がある。
血脈池へのアクセス
林道大仏線から
徒歩の距離は最短だが
国道364を南下してトンネルを抜けたちょっと先に林道「大仏線」の永平寺入口がある。
ここから仁尾山に向かう途中、大仏寺山〜仁尾山の登山道と交差する。そこからなら血脈池まで歩いて250mほどの位置にあるらしいが、まだ特定できていない。
文献によっては「大仏寺山の山頂から千メートル余、東に行った右手にある小さな池」との記述もあるが、2023年12月時点のGoogleマップでは山頂から670m南東の位置にあり、ややズレが大きい。
林道大仏線の入口
国道トンネルの南側にある。
大仏線の案内板と眺望所
途中、眺望のよい展望所がある。
大仏寺山への登山道入口
駐車スペースが微妙な感じだったのと、登山道が草伸び放題で藪漕ぎ状態だったので進むのをあきらめた。
Googleマップ
マークした場所は登山口。