水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

蟹喰池(福岡県遠賀)

がにはみいけ。

珍名の池には変わった池伝説が

蟹喰池と書いて「がにはみいけ」と読む難読の池名であり、「小鳥喰池」をはじめとする「喰池(ばべいけ)」シリーズのひとつ。
池名の由来が気になるところだが、現地の案内板で紹介されていた池伝説では、いたずら好きの天狗の鼻をはさんでこらしめる蟹(カニ)が池に住んでいたようだ。
伝説の筋からすれば「蟹が天狗を喰った池」という池名由来の可能性もあるだろうか。


bunbun.hatenablog.com
bunbun.hatenablog.com


 

池のオニバスが町指定の天然記念物に

水源は湧水でオニバスの自生地だったが一度は生育が見られなくなった。その後、保護活動によって生育条件が改善され、再び発芽が確認されるように。遠賀町の天然記念物に指定。
2019年航空写真で完全水抜きを確認しているが、これもオニバスの生育環境を整える活動として行われた池干しのようだ。
釣り禁止。
以下、現地の案内板より抜粋。

蟹喰池でも生育環境の悪化から、平成15年を最後に発芽・生育がみられない状態が続いていましたが、平成22年度から福岡県と連携して、「オニバス再生プロジェクト」に取り組んでおり、徐々に再生してきています。



bunbun.hatenablog.com



 

Googleマップ