水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

湯田堤(長崎県松島)

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小さなかわいい渡船で15分ほどの船旅で渡航できる松島。
かつては炭鉱と捕鯨で栄え、現在は巨大な石炭火力発電所が操業している。
島の中央に山頂がある島最高峰の遠見山の二つの200m峰の鞍部東側にあるのが湯田堤。
遠見山に登る舗装路の途中にあるのでアクセスは容易。フナのような在来魚の魚影が濃かったが、オタマジャクシも多かった。魚の中には寄生虫か病気にやられて血が滲んでいるのか単にヒレが赤いのか、ちょっと気になる個体が複数見られた。

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キリシタン文化のネーミング?

この池、島の観光マップに「ゆだ堤」と平仮名で記されていたので、キリシタン文化の色濃い長崎エリアの離島だけに、よもや12使徒のユダ? なんて思ってしまったが、長崎県の溜め池データベースでは「湯田池」と記されていた。類名として湯田ダム(湯田貯砂ダム)が岩手県にある。
もっともキリシタン文化からネーミングされた池は実際に存在しており、池底から十字架が発見された「クルス池(久留守池)」なる池が福岡県に実在している。

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「ゆだ堤」と記された案内マップ
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