離島指定解除の島で、隠居した上水道ダムを発見?
鹿久居島の地図をにらんでいて見つけた。
島には東部に二つのラグーン(潟湖)らしき池もあるが、島西部にあるこちらの池は航空写真でも明瞭なコンクリート堰堤が認められ人造湖であると判じられた。島唯一の人造湖ならば水道水源を担っている可能性が高そうだと思ったが、この池の素性が皆目、分からぬ。
ワクワクしながら現地へ。
島とはいえ立派な橋と二車線路。すんなりダム下の空き地に到着。
ここからダムまでは100mもないのだが、アプローチ路が見あたらない。藪に埋もれている。
じつのところ鹿久居島は備前日生大橋の開通によって離島振興対策実施地域の指定が解除。島の上水道は本土から橋に付随した水道管によって供給。合わせて鹿久居配水池も新設されている。
つまり、この池が上水道水源池であったなら、もはや使われていないか予備水源となっている可能性が高そうだ。
堤高はハイダムスペックを満たしていそうだし、三門のクレストゲートも認められる。ゲート横には二系統の取水ハンドルもあるので、利水用であることは間違いなさそう。