路地も狭い古い市街地の中に、熊添池、熊本池、若宮池の三つの池を取り込んだ西南杜の湖畔公園がオアシスのように浮かぶ。
熊本池、若宮池はフェンスと池岸林に閉ざされているが、公園の中心要素的な熊添池はわりとオープンな感じで水ぎわにも降りられるところもあり、バサーなど釣り人の姿もあった。
やや減水した状態では、堰体左岸側には白砂のビーチ状になった浅場が現れ、池とたわむれる足がかりとしては申し分ない。ただ、地形的なものなのか堆砂によるものなのか、溜め池の貯水機能としては堰体近くが遠浅になっているのは不利である。
インレット側も浅場の汀があり、熊本池と二段のかさね池を構成。右岸の小高い池畔は子どもたちの歓声が響く広場になっていて、折しも花見客のいくつもの笑顔があふれ、心に残る池だった。
駐車場はゲート付き有料タイプ。
となりの若宮池で見つけた看板ですが、なんともいえぬ味があります。署名は福岡市になっていますが、西に10km離れた糸島市の池でも同じ書体、絵柄の看板を見ました。署名のところだけフォントが違うのは、もともと地域枠を越えて使われることを想定してデザインされたとも考えられます。糸島の方には、赤い羽の共同募金で造られたとも記されていました。
マークした場所は公園駐車場。