遠野の町を洪水から守る最終砦。
遠野ダムのわずか1.5km下流に、平成になって建設された県営の重力式コンクリートダム。
ダムの500mほど下流から遠野の市街地が広がり、100年に一度の洪水から町を守る最後の砦として鎮座している。このダムは全長2kmの洪水吐トンネルを持っており、町を迂回して猿ヶ石川本流に水を逃がすようになっているのが特徴。このトンネル、幅6.6m、高さ4mと、大型トラックが余裕で通れるぐらいの大きさがあり、まさに遠野第二ダムの隠し玉といえる。
ふだんは穏やかな表情を見せ、市街地からすぐということもあり、地元の営業車や農家、郵便局員がのんびり雑談していた。
駐車場と案内板。
マークした場所は遠野ダムの駐車スペース。