【あさひかわだむ / 旭川治水ダム / 仁別湖】
秋田市の郷土の山である太平山(たいへんざん・標高1,170m)を水源とし、秋田市街地を貫いて秋田運河に至る旭川。
その名を冠した旭川ダムは旭川治水ダムと呼ばれることもあるように、洪水調節を主目的とした重力式コンクリートダムである。
堤長は380mもありながら平時のダム湖の幅は50mほどしかないため、ゲートが極端に左岸側に寄っている外見上の特徴がある。
ダム湖名は仁別湖(にべつこ)であるが、仁別川はダム下流側で旭川に合流しており、ダム湖には注いでいない。ダム湖とは直接関係ない川の名を湖名に冠しているように見える点もめずらしい。実際にはダム湖周辺の「仁別国民の森」に由来する。
右岸側に旭川ダム公園があり、駐車場完備。
ダムは太平山登山口に向かう林道の起点にもなっている。
マークした場所は、秋田市植物園の駐車場。