断崖を背負う地形が神秘すぎる里池
海岸からわずか200mの里池。とはいっても海との間は屏風のような断崖が隔てる。
海チカの池はなぜか神秘的な池が多いが、ここもまたどこか地の気がすごい。なだらかな丘陵地形の房総半島にありながら、房総一周国道から枝道に入り、二つのトンネルを抜けて海岸に出るのだ。トンネルを抜けるたびに異界への扉をくぐるような錯覚に陥る。
地図だけを見たら立地的に天然の海跡湖と思いたくなるところだが、海岸線と平行してのびるきわめてレアな谷戸に造られた溜め池だった。こんなところにまで溜め池を造ろうとするその執念と発想に驚かされる。
池の右岸側を海と隔てる断崖はその名も「釣師海岸」。
ひょうたん堰から釣師隧道を抜けて海岸に沿って道なりに進むと、小さな集落が現れ岩舟地蔵尊の公衆トイレのところで道が狭くなる。トイレは有料。そしてこのお地蔵さんの形は・・。
マークした場所が駐車スペース。