【さかざわためいけ。逆沢堤、逆沢池とも】
江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の施策として開始された食用鯉の養殖は領民の重要なたんぱく源となっていた。
米沢鯉は現在も地域の特産物であり、正月料理に欠かせない食材となっているそうだ。
逆沢ため池は2013年に訪れた際は、米沢鯉の老舗である六十里が養殖池として管理していて、3年に1度、11月ごろに池の水抜きを行って鯉を水上げしていた。この光景は地元メディアが駆けつける米沢における晩秋の風物詩となっていたが、現在、六十里ではおもに米沢市街地にある自社敷地内の養殖池で生産を行なっている。
逆沢ため池は周囲1.5kmクラス、地域一番の大型の溜め池。江戸時代に逆沢堤として築造されたものを改修を嵩上げをくり返して大切にされてきたが、決壊事故を一度起こしている。二車線道路沿いにあってアクセス良好。
養殖管理の小屋とサブ池(?)が付随している。