しんじこ。
「日本夕陽百選」にも選ばれた超絶の夕景。
八百万の神々が降り立つ水辺として古来から信仰の対象となってきた宍道湖は、西に出雲大社を控え、東岸には松江の市街地を擁する周囲45km、日本で7番目に大きな天然湖。
成因は一万年前に海の一部が陸封されてできた潟湖(海跡湖)と考えられている。地方都市に接している一方、魚種や野鳥を育む汽水湖の多様な生態系を保持しており、貴重な水辺としてラムサール条約にも登録されている。
特産はヤマトシジミ
宍道湖の名産といえば、なんといってもヤマトシジミ。湖畔にはしじみ汁を食せるしじみ館やしじみ茶屋もあり、風変わりなものとしては、しじみソフトやしじみバーガーも。
湖畔は遊歩道が整備されているが、駐車場は水辺の規模に対して意外に少ない。夕方になると夕景を目にしようというマイカーで市街地近くの湖畔駐車場はいっぱいになっていて、少し焦った。10kmほど湖岸道路を西進し、日没直後のロスタイムにかろうじて湖畔の道の駅にすべりこみ。走っている途中も、刻々と湖面の色を変えていく美しさに目を奪われ、ハンドルを握る手がぐらぐらしてしまった。さすが地元が日本一の夕陽と誇る場所だけある。
2013年に訪れた際は、湖畔をランニング中にルアーマンが巨大なシーバスをちょうど釣り上げるところを見たが、汽水湖としてルアー釣りでも人気が高い。
マークした場所は湖畔の道の駅。