水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

長沢池(山口県防府)

対岸を走る国道2号線沿いの池畔にはドライブインやコンビニ、飲食店などが並ぶ(2022年3月撮影)

昭和ノスタルジー漂うドライブインのある里池

中国地方の東西を結ぶ大幹線の国道2号が池のほとりを通り、池畔にはやラーメン屋、弁当屋などが池岸にある。コンビニ、GS、水上ゴルフ場、トイレ付き駐車場、弁当屋、ラーメン屋、そして400円で入浴もできる昭和ノスタルジーな健康ランドを思わせるドライブインが!
ドライブインって響き、いいなあ。昭和生まれの人間にはどこかワクワクする甘酸っぱい薫り?


中国地方の大動脈沿いにある長沢池の夜明け。深夜でもトラックが行き交う(2022年11月撮影)


 

うどん自販機は自前ダシ

このドライブインには、「板さんの店」なるレストランが付随。昭和アイテムとして注目度アップの「うどん自動販売機」も。出汁は長沢ガーデン自家製というこだわりもうれしい。
山陽道インターからのアクセスも抜群で、日本でもっともアクセス性のよいバスポンドとして昭和時代をならし50upも。



 

池は三大景勝地のギミック

そんな長沢池だが、ため池として築造されたのは江戸時代初期と歴史は長い。しかも、京都の天の橋立、宮城県の松島、広島の宮島といった当時の三大景勝地を池に再現すべくギミックを凝らした異色の溜め池でもある。


釣りもしやすい護岸形状

うわー!! もうほとんどキューブリック「シャイニング」の世界!




長沢池(2013年撮影)


窓の外には長沢池。海鮮丼は千円ちょいで価格も昭和!



マークした場所は、ドライブイン。