芦野池沼群県立自然公園は、溜め池群を主構成要素に配した全国でも異色の自然公園。なんといっても溜め池は人工のものなので、それを自然公園というのは、養殖ハマチを天然ブリといって売るようなところもあって、あまり例がないわけだが、逆にいえばそのぐらい素晴らしく学術的にも貴重な水辺環境をもった池群ということでもある。
その中でも中心的な存在であり、芦野湖という愛称をもつ藤枝溜池が全国ため池100選にも選定されているのももっともという気がする。
北岸に芦野公園オートキャンプ場があり、釣り場としても最高。対象魚は、ヘラブナ、ブラックバス、ライギョ、ナマズなど。
ところどころウィードカバーで夏は減水。
2013年に訪れた際はインレット側のブッシュで野鯉が群れていた。ヘラブナの死骸も確認。
2021年夏の再訪では、池岸のウィードで大量のバス一年魚が。これほどの池は最近はなかなかお目にかかれない。
ほか、芦野湖の周辺は太宰治ゆかりの地でもあり、味わいのある駅や昭和ノスタルジー漂う飲食店も立ち並び、なんともいえぬ魅力を秘めた土地なのだ。
マークした場所はキャンプ場。