水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

石神井池(東京都練馬)

【しゃくじいいけ / ボート池】

2016年11月撮影

東京で無料でヘラブナ釣りのできる公園池

三宝寺池と隣接した人工池で、2つの池を合わせた区域は石神井公園として整備されている。池の中央南側には三澤憲司の手によるモニュメントが水上に立っている。
ボート遊びができるのでボート池とも呼ばれる。練馬一帯もかつては釣り堀やへらぶなが釣れる公園池もあったが、現在へらぶな釣り場として機能しているのは石神井池だけになった。無料駐車場がないので地元釣り師は原付か自転車で通う。
ビジターは北岸にあるコインパーキングが便利。20分100円(2013年12月現在)と都内にしては安い。2024年6月の再訪時にはこのコインパーキングもなくなり、釣り人の姿もなかった。南岸側には釣り禁止看板もあるが、北岸での釣りが禁止されているわけではないようだ。
ただドローン、ラジコン禁止の規制が新たに加わった。


 

石神井池の形態と景観

南岸の釣り禁止看板(2024年6月)

北岸は一応、釣りは大丈夫?

南岸側の水上オブジェ

インレット

フロート型の外来種の亀の捕獲器が見える。

吐き出し側のボートのりば

晩秋の石神井池(2016年)

2016年晩秋も、多くのへらぶな釣り師がいた。




 

石神井池の動植物と魚

ヘラブナ釣りをしてみた(2012年12月)

2012年12月末にコインパーキング前にて実釣。冷たい雨の中の釣りとなった。2時間半エサ打ちしてアタリらしいアタリもなく納竿。
地元のおじさんの話では、数は少ないが釣れれば35cm以上とカタがよいとのこと。おじさんの最高記録は46cm。毎日通っていても冬場は2日つづけて坊主なんてこともあるという。
地元の多くは竿は15尺前後、両ダンゴが主体とのことで、ドボンも多いそうだ。深さはどこもだいたい1m前後と浅い。





2021年のかいぼり

水抜きを実施し外来魚を駆除。その後、在来種の数が増えていることが調査で分かった。

外来魚駆除の取り組み



新たな池問題。ニシキゴイの投棄

日本の池の問題としては最先端の問題であろうか。
ニシキゴイの投棄が問題となっていたが、2024年1月ごろから投棄されたニシキゴイが群泳する状況が確認されていると全国紙でも報じられていた。

植物

ラクウショウとメタセイコイヤの見分け方


その他


 

施設・設備

広場

ほか、遊歩道、ボートのりば、自動販売機、水辺散策路、アスレチック、野球場、野外ステージ、売店、トイレ、駐車場(池の東側)

駐車場・トイレ


 

案内板・掲示



 

Googleマップ

マークした場所は、公園駐車場(有料)