【さんぽうじいけ / 石神井公園】
東京23区内に国指定天然記念物の池が!
石神井川の水源に保全された「武蔵野三大湧水池」のひとつ。
石神井池の西にある三宝寺池の方は湧水を水源とする池で、かつては釣り堀として活用されていた時代もあったという。都市化に伴う湧水量の減少で水環境が悪化したことを受け、「トンボの住める環境づくり」めざし都と住民団体との協働で1989年(平成元年)に水辺観察園が竣工。水源を補うのは井戸からポンプアップした地下水である。
この池の浮島は国の天然記念物にも指定されている。釣りは禁止。
水辺環境保全の取り組みと外来生物
三宝寺池のワニ騒動
1993年真夏のさかり、三宝寺池で巨大ワニ騒動があった。マスコミも駆けつけ、一時は閉園するほどの騒ぎとなったものの、けっきょくワニは見つからなかった。
かいぼり
2016年、2018年、2023年に実施。二ヶ月間の天日干しののち復水。
ひょうたん池
三宝寺池の掃き出し側には、ひょうたん池があり、道路下をくぐる水路を経て石神井池に接続。天然由来の三宝寺池と違って石神井池は人工池である。
下の写真では、左側に三宝寺池、右側の石神井池がある。
以下、現地案内板より。
ひょうたん池は、水域から水辺の湿生草地などに生息する動植物を保全・回復するエリアとして備しました。ハンノキやヤナギなどの湿生林、ヨシ、カサスゲやカキツバタなどの抽水植物、これらを利用するトンボ類などが生息する環境を目標としています。
石神井城跡
石神井川の水源という政治的に重要な立地上、鎌倉後期から室町中期にかけて地元の土豪だった豊島氏の拠城がおかれた。これが石神井城である。この城が落城する際、城主が白馬に乗って三宝池に入水、娘の照姫もあとを追ったという悲話が伝えられている。
施設・設備
木道
遊歩道・売店
案内板