水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

丸池(長野県志賀高原)

f:id:cippillo:20161112024304j:plain

志賀高原の湖沼群のひとつで、国道をはさんで琵琶池と隣り合っている。
丸池はどちらかというとウィンターシーズンにおいての知名度の方が勝っているかもしれない。というのも池を抱く山が有名なゲレンデとなっている。
ただ新緑の爽快さや、紅葉期のダケカンバ、ナナカマドをまじえた錦の美しさは志賀高原の水辺でも屈指といえる。
興味深かったのは、国道側にあった小堰体のような堰の存在である。ここから流れ出た水は国道の下を抜け、コンクリートの細い水路でまっすぐに琵琶池へと下っていた。この人工構造物には注意看板があり、施主は中部電力だった。そのまま水力発電するには小さいし、一帯を水源地として電力会社が保全しているということだろうか。類例として思い浮かぶのは、奥日光の丸沼(池の名前まで似ている)一帯を東京電力が水源地として管理していた。
ボートのりばもあり、手こぎボートも楽しめるようである。
池の近くにはトイレのある駐車場もある。

f:id:cippillo:20161112024259j:plain
f:id:cippillo:20161112024302j:plain
f:id:cippillo:20161112024305j:plain
f:id:cippillo:20161112024303j:plain
f:id:cippillo:20161112024258j:plain


無料駐車場。奥に見える建物はトイレ。
f:id:cippillo:20161112024301j:plain


丸池から琵琶沼へと流れ落ちる水路。
f:id:cippillo:20161112024300j:plain


志賀高原の水辺マップ。水辺遍路謹製。
f:id:cippillo:20161111200600j:plain