
高原と山岳ハイキングでめぐる天然湖沼の楽園
標高千メートルを越える志賀高原には70余の大小の湖沼がある。最大は大沼池で、次いで琵琶池。
志賀高原の水辺は、ドライブがてらに楽しめる琵琶池、丸池をはじめ「池めぐりコース」という手軽なハイキングでの池めぐりから、志賀山、裏志賀山、鉢山といった2,000m級の山を登って出会う池たちまで、スタイルに応じて多様な楽しみ方ができる。白山(石川県)山頂の池めぐりと並び、中部地方における山池めぐりの横綱といえるだろう。
池の多くは標高1,400〜1,700mという高所に分布し、ウィンタースポーツのメッカでもあることから季節によって大きく表情を変えてくれるのも魅力。
巨大ロストレイク「志賀湖」とその名残り
約20万年前の志賀山の火山活動がもたらした溶岩流によって、巨大な堰き止め湖である志賀湖と大沼池が生まれた。
志賀湖の方は自らを生み出した溶岩流によって埋まってしまった。そのなごりが無数の池に。
なかでも田ノ原湿原に接する木戸池は湖面に映える白樺やダケカンバがポスター映えする定番撮影スポットとなっているが、この湿原と池が志賀湖のコア部分の跡。

大沼池の伝説と岩倉池の謎
大沼池はコバルト系の水は見る角度によって変化するので、鉱物が溶け込んでいるのだろうか。
コバルトブルーの湖水に赤い鳥居が印象的な大蛇神社は、池伝説定番の大蛇と姫の伝説が残る。黒姫の悲恋と四十八池を決壊させたという話も。
伝説で興味深いのは大蛇の棲む池として「岩倉池」という名前が出てくること。志賀高原に岩倉池という池は知らない。大沼池のことと思われるが。
琵琶池の利水
大沼池に次いで志賀高原で二番目の大きさの琵琶池は農業用にも利水のほか、揚水式発電の上池(上部調整池)としての役割も。湖底から地下導水パイプが引かれているようだ。嵩上げをしてもっと利水しようという話もあったようだが、ザルのように水がもれる池構造もあって進んではいないようだ。
志賀高原の湖沼めぐりコース
蓮池園地から琵琶池周遊
蓮池から木戸池
「池めぐりコース」として設定
スタート地点の琵琶池駐車場からのコースは全10kmのゆるゆる湿原ウォーキングでハイキング感覚。「池めぐりコース」と銘打たれている。

三角池

田ノ原湿原(古代志賀湖)
巨大ロストレイク「志賀湖」の名残り。



志賀山の山池めぐり(登山路)
コース図



鉢池
ページ製作中。

志賀山頂からの景観

焼額山の稚児池
志賀高原の湖沼めぐりの思い出(2008年)
初訪の2008年、琵琶池から歩き木戸池、ひょうたん池を経て、さらに四十八池まで足を伸ばしたかったが、娘がダウン気味。ちょうどリフトに乗りたいと言っていたので、いいところに下りのリフトを見つけた。次に来るときは、ここを起点に残る四十八池たちを攻略しつつ志賀山(2,035m)も登攀したいものである。
国道を歩いて木戸池まで戻ったはいいが、クルマを停めた琵琶池の駐車場までのバスがない。
休憩所に妻子を残し、単独、元来た山道をひた走る。おもりにしていた機材を休憩所に置いてきたので、解き放たれた囚人さながら。家族で3時間かけた道のりを29分50秒で走り抜き、クルマで妻子を迎えに行ったときの彼女らの目はメシア(救世主)を見るかのようであった。
(2008年のブログ記事より)
志賀高原自然保護センター














施設と設備
黒姫神社




山の駅とゴンドラリフト




地酒
山の駅の店内にて販売。



マップ
現地案内マップ


ニッポン湖沼図鑑マップ




