しょうじこ。
富士五湖では最小とはいえ、溶岩の岩礁帯と原生林が織りなす景観は、日常を凌駕し彼岸を思わせる。富士山噴火によって、剗の海(せのうみ)という巨大湖が溶岩で分断され、精進湖などの堰き止め湖を生んだ。もとは同じ湖だったので、地下水脈で繋がっている西湖、本栖湖とは同じ湖面標高である。
釣り場としては、冬場のワカサギの他、夏場はブラックバスとへらぶなが対象魚。特にへらぶなにおいては関東における聖地的な存在。
ボート釣りが主体となるが、南東岸の溶岩岩礁帯にはいくつかの駐車スペースと陸っぱりポイントもある。2020年に訪れた際、オイカワ、ブルーギルなどの魚影とともに、オオマリコケムシらしき生物を確認。



無料駐車場、売店、宿泊施設、レストラン、広場、ボート店あり。湖畔のレストランでは鹿カレーなどジビエも供されている。
かねてから精進湖畔にある休憩施設の名が「赤池」というのが気になっていたが、これは十年ほどに一度、大雨のあとに現れる幻の池の名で、精進湖の水位が一定以上に上昇すると出現するようだ。



マークした場所は、赤池のビューポイント(橋上)