水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

白樺湖(長野県茅野)

【しらかばこ / 池の平】

不思議な細長い島にも白樺が(2021年撮影)

準高地の古典的レジャーレイク。

標高1,416m、湖周3.8kmの白樺湖は、信州における観光「池」として古典的な存在といえよう。
蓼科高原のリゾート感あふれるのびやかな湖だが、意外なことにもとは昭和に築造された農業用の温水ため池であり、観光用に整備される前の名称は蓼科大池(たてしなおおいけ)だった。オフィシャルため池データベースへの登録名は「池の平」となっている。
メジャー観光地ながら、閉館されたホテルや飲食店など、ややさびれてきた印象は否めない。しかし地元の若手が再起をかけて立ち上がり、へらぶな、ワカサギ釣りの最高のフィールドをめざして日々、努力している。
特にワカサギの養殖・放流においては試行錯誤をくり返し、魚探での調査でも順調に数を増やしている。冬場に白樺湖がワカサギ釣りでにぎわう日も近いだろう。


(2013年9月撮影)

へらぶな

へらぶなも自作で釣り桟橋を設置し、放流の成果も出てきている。桟橋からは18尺できれいに底がとれるという。目の前で良型がぽつぽつと上がっていた。大型というよりは美麗なへらぶなが釣れる池をめざしたいとのこと。環境ポテンシャルはもともと高いフィールドなので今後に期待がもてる。


(2013年9月撮影)

ブラックバス

ワカサギ養殖の資金として夏場のバサーからの入漁料も貴重な財源。ということは近年、観光地では肩身の狭いバス釣りも役に立っているわけだ。


(2013年9月撮影)

トラウト

湖畔に「エリア・ヴィーナス」というトラウト管理釣り場も開設された。(2時間券2000円・貸し竿あり)初心者のルアーマンにはやや厳しさがあるが、フライでは好釣果が出ているという。


(2013年9月撮影)

白樺湖における釣りのルール

※白樺湖では釣り具を持って歩くことは釣りをするしないにかかわらず、入漁料徴収の対象となるので注意。入漁券は駐車場内の自販機で購入できます。

  • 第二種区画漁業権が管理しており魚種を問わず入漁料が必要。(券売機あり)
  • ワカサギ釣りは別途ワカサギ釣り券が必要。
  • 夜釣り禁止。
  • 釣りをされる該当日の気象台発表日の出、日没時刻を釣り時間と設定。
  • 引っ掛け釣りは禁止。
  • 岸からの釣りが一部制限。
  • 貸し舟は別料金。
  • 一部を除く桟橋での釣りはできない。
  • 遊歩道からの釣りはご遠慮下さい。
  • 釣り入場券は必ず見える場所にご掲示ください。

白樺湖・釣り券 1日1000円(現場売り1500円)
釣り船1日:2000円(ローボート。エレクトリックモーター取り付け可)

管理釣り場「エリア・ヴィーナス」
住所:長野県茅野市北山白樺湖3419
電話:080-5144-5509(ゴーゴーレイク)
営業時間:7:00~日没(季節により変動有り)
定休日:水曜日
駐車場:無料公共駐車場(200台)に隣接
>オフィシャルサイト




案内板

2021年
2013年7月


 

Googleマップ

マークした場所が大駐車場(釣券売場、管理釣場あり)