水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

千代田下(神奈川県愛川)

ちよだした。六ッ倉へら釣り場。

六ッ倉へら釣り場、通称「千代田下」は、相模川右岸の河川敷内にあるジャリ穴である。漁協の管理のもと、へらぶなの放流も行われ、管理釣り場に準ずる設備をもつ。カタはよいが難易度もやや高い。
圏央道インターが2013年5月に開通し、アクセスが抜群によくなった。駐車場も広いことから人気がある。また、釣り桟橋のあるところは相模川水系の釣り池として随一の深場3.8m。水質はクリア。
桟橋以外にも相当数の固定釣り台が設置されているので、まず釣り台を持参する必要はないだろう。


ブラックバスも多いことからバサーの姿も。
見えバスも多く、中には40cm級のものも見られる。
地元へら師とバサーの関係は良好で、ルアー釣り禁止の看板はあるものの、へら師は黙認してくれているようだ。へら師のひとりに確認したところ、「あんまり厳しいことを言うと誰も来なくなっちゃうからね」とのこと。入漁料収入で釣り場の維持管理を行っているので、バサーとはいえ、きちんと入漁券を提示していれば、苦情をいわれる可能性も低いだろう。もちろん、ゴミを捨てない、へら師の近くで釣りをしないなど、最低限のマナーを守るのはもちろんとして。
岸際で縦の釣りをすれば25cm程度のバスは釣れる。大きいバスはほとんどルアーに反応しないと常連バサーが話していた。


2013年6月の実釣時は水温も低く、朝5時から9時までの4時間でスレで1枚だけだった。(ジャミさえ来ない)
スレで獲れた1枚は黒々とした良型だったし、ときどき足もと近くに大きいへらが寄ってくるので、カタの方はよさそうだ。
しかしアタリはあるのだが、とにかく乗らない。まわりの常連でも釣れている人で2枚出ている程度。ほとんどが坊主のまま、午前9時前には見切りをつけて撤収する人も複数。1枚の入漁券で釣りができる釣り場が周辺に豊富にあることから、移動をするようだ。
有料とはいえ、こんな遊び方ができるのも相模川水系のへらぶな釣り場の魅力だろう。(他の釣り場については一覧ページを参照
相模川周辺のコンビニで遊漁券は購入できる。


県道511は交通量が多く速度ものるので、入口を見落としやすい。マークした場所が入口なのでスマフォの人はこのマークを目的地に設定するといいだろう。簡易トイレあり。
釣り券は600円。現場売り1100円。(2013年現在)


桟橋対岸側は水位変動に対応できるよう移動型の釣り台


このワンドもへら師に人気。置き台をしている常連が多い


ワンド奥から見たところ。小型ながら見えバスがスクールしている


駐車場


看板・入漁券


マークした場所が駐車場入口。県道沿いにあるサンクス(地図上)で遊漁券を購入できる。