【ますざわいけ / 増沢調節池 / 都田総合公園】
ダム穴の横で釣りができるのは日本でここだけ?
都田総合公園(みやこだそうごうこうえん)の構成要素として存在感を放つ池であるが、正式名称は増沢調節池。半円形の常用洪水吐を備えたゲートレス重力式コンクリート堰堤が堰く。
増沢池は浜松のみならず静岡西部を代表するヘラブナの野釣り場のひとつで、毎年、ふな釣り大会も開催されている。
園内ではバーベキュー等、火気禁止、ほか自転車乗り入れおよびキックボード、スケボー禁止。ルアー、投げ釣り禁止。


増沢池の景観と湖岸の活用
歩行者専用の吊り橋
増沢池の景観上の最大の特徴は、池を横断する吊り橋。
吊り橋があるぐらいなので、池は大きな窪地の底になっている。


左岸側
水ぎわを歩けるようになっていて、ほぼどこからでも釣り台を出せる。自然護岸ふうで雰囲気は抜群。
左岸水ぎわへの降り口
左岸の人工池
右岸側(お花見広場)


増沢池での釣り
ルアー釣り禁止などルール設定あり。
実釣(2011年)
南岸の岸際は水草が生い茂っていて、鯉やふながときどき激しく水しぶきをあげるのでびっくりする。春からは岸べにたくさん魚が居着いているので、短竿でじゅうぶん底釣りができる。魚影は濃すぎるほどでウキの動きが忙しい。型はやや小ぶり中心の印象をもった。


増沢池へら鮒釣大会
2023年時点で28回もの歴史がある大会。参加費千円。小中学生、女性は無料。
増沢池の設備
堰体と洪水吐
堰体の間際、しかもダム穴式洪水吐のすぐかたわらで釣りができるというのも、なかなかレアな光景。



流れ込み側は砂防ダム重連
これも一般的な公園の池ではなかなか見られない特徴的な光景。


池の動植物
魚類と水生植物
ヘラブナが放流されている。インレット側にハス群落。
池の周辺で見かけた植物
上はシャガ。
下段はニワゼキショウ、オニタビラコ(鬼田平子)、トキワハゼ。



駐車場・トイレ
池に近いのは西駐車場。
舗装された駐車場は24時間無料。トイレ・自販機・四阿もあり、近隣にコンビニもあり環境はすこぶるよい。


池の看板・案内板
現地案内マップ
立小便禁止
各所に設けられた立小便禁止看板。しかしよく見るとバリエーションが。

