水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,850湖

神奈川県

古稀庵の泉水(神奈川県小田原)

明治時代の元老で首相も経験した陸軍元帥・山縣有朋は、水を使った作庭になみなみならぬこだわりを持っている人物でもあった。 彼が造らせた東京目白の椿山荘・幽邃池や京都の無隣庵は「山縣有朋公の庭園に水無きものなく」と水流の趣向が高く評され、最晩年…

久地円筒分水(神奈川県川崎)

くじえんとうぶんすい。 サイフォン式の円筒分水工としては初期のものとして国の登録有形文化財、土木遺産に選定。 この円筒分水では、灌漑面積に応じて比率の異なる四つの用水に用水を正確に配分している。 分水池のある二ヶ領用水(にかりょうようすい)は…

精進池(神奈川県箱根)

しょうじがいけ。精進池の周辺はこのあたりではめずらしい地蔵菩薩の磨崖仏が集まっている。 池畔に磨崖仏が集まる箱根の地獄。 箱根駅伝の花、山上りの5区もクライマックス。山上りを終えて長い下りのストレートを芦の湯温泉を横目に通り過ぎると、だめ押…

相模湖(神奈川県相模原)

さがみこ。相模ダム。相模湖自然公園ふるさとの森。相模ダムの堰体。高度経済成長を支えた矜持のような風格を漂わせるが、その影には難工事で50名を越す殉職者の存在がある。 東京オリンピックのカヌー競技会場。昔ですが。 中央高速の相模湖インターをおり…

上水之尾用水溜池(神奈川県小田原)

水之尾水源池。2018年8月、ブラックバスと鯉が夫婦のように連れそう姿を見ることができた。鯉の魚影は1月に初めて確認したが、ブラックバスとちがってなかなか姿を現してくれず、撮影できたのは今回がはじめて。魚体はかなり黒く、同サイズがもう一尾いた。…

沼本ダム( 神奈川県相模原)

沼本調整池。ハイダムだが津久井湖の中に堰体高の半分以上が水没している沼本ダム。県営の多目的ダムだが、城山ダムの完成により津久井湖に半分水没するかっこうになっている。水没ダムでありながら、現役で利水機能を維持している希少な事例といえる。 少々…

駒岡池(神奈川県横浜)

二ツ池公園。釣りデッキのある駒岡池。 古い釣り場が釣り禁止を経て、釣りデッキのある公園に。 横浜の住宅地の中にある二ツ池公園の、二つの池のひとつ。 もとは江戸幕府開幕前後に築造された大溜池という名の古い溜め池。江戸中期に水の分配を行うために中…

獅子ヶ谷池(神奈川県横浜)

ししがやいけ。二ツ池公園。タナゴ釣り師であろうか。右手に釣り人の姿があった。横浜の住宅地の中にある二ツ池公園。近くには三ツ池公園もあり、池や緑地が宅地の中で憩いの場となっている。三ツ池公園が駐車場やトイレを備えた都市緑地公園であるのに対し…

飯泉の池(神奈川県小田原)

いいずみのいけ。2018年8月。3月に二分割された池の下流側半分が埋め立てられてしまった。この工事、どこへ進んで行くのか? 小田原で最後に残ったへらぶな釣り場だったが。 かつては釣り人でにぎわった飯泉の池も、近年はほとんど人の姿は見かけない。国道…

新横浜公園の大池(神奈川県横浜)

日産スタジアムが隣接する自然豊かな池。 2015年に訪れた際に、案内板には池名が仮称として「大池」と記されていたが、2018年の再訪では「大池」の名は消えていた。けっきょく無名で通すことにしたのだろうか。 暴れ川であると同時に日本一の流域人口密度を…

釣り堀太郎(神奈川県横浜)

屋内型釣り堀。バッティングセンター、卓球場と釣り堀が合体した複合施設。 釣りは金魚と鯉で貸し竿、エサ付きの時間制。途中で釣る魚をチェンジしたい場合は道具も交換対応してくれる。 雑多な感じがおもしろい都市型の釣り施設。

谷矢部池(神奈川県横浜)

やとやべいけ。谷矢部池公園。 横浜は大都市の中では名古屋とならんで、旧来の溜め池を都市化に合わせて活用するのがうまいなあと思う。谷矢部池ももとは溜め池だが周辺は完全に住宅地になっている。 斜面がちの地形なので水辺公園としての整備も難しかった…

ヒルトン小田原の池(神奈川県小田原)

ヒルトン小田原は根府川の岬の上にそびえる高級リゾートホテル。近年はスパ&フィットネスクラブとして宿泊客以外にも豪華な設備が開放されて地元の人間にも少し親しみやすい場所になった。 海を横目にみかん畑を縫う軽トラ一台分の幅の農道をつなぎ歩く早川…

ヒルトン小田原の調整池(神奈川県小田原)

ヒルトン小田原の敷地を造成する際に造られた調整池と思われる。水面へと下るコンクリート製のスロープが確認できる。 航空写真ではボートが写っていたが、池岸に引き揚げられているものの、確かに白いボートが置かれている。ヒルトンの池(中央)と調整池(…

芦ノ湖(神奈川県箱根)

世界的な観光水辺・芦ノ湖も、法律上は二級河川。 湖周20km級の天然湖、しかも世界屈指の観光地でもあるこの湖を概観することは容易ではない。 カルデラ湖ではないが、湖の周囲は外輪山にすっぽりと囲まれている。東岸側には今なお火山活動が活発な箱根連山…

深良水門と湖尻水門(芦ノ湖)(神奈川県箱根)

深良水門(左)と湖尻水門(右) 天然ダムとして利水もされている芦ノ湖の不思議。 火砕流がなだれ落ち、いわば天然のアースダムが形成された芦ノ湖の湖尻。この天然堰体部分に湖尻水門が設けられ早川へと通じている。 しかし話によるとこの水門を水が流れる…

くりはまみんなの公園の池(神奈川県横須賀)

駅裏一等地の観光農園釣り堀が公園池に。 JR横須賀線の久里浜駅のすぐ裏という一等地にある池。かつては神谷農園が釣り堀と観光芋園を営業していたが、2012年4月に子どものために役立ててほしいと横須賀市にこの一等地と池が寄付され、公園として遊歩道や駐…

小田原城のお堀(神奈川県小田原)

38年ぶりの掻い掘り(水抜き)で31尾のブラックバスを駆除。 2018年春からレギュラー番組となるテレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く作戦」のレギュラー化初回の目玉として小田原城のお堀に白羽の矢があたった。 ちょうどこの冬、夜にお堀ばたを通りかかると光に…

不動池(神奈川県大磯)

大磯城山公園。 戦後政財界の大物、旧吉田茂邸跡地を中心に国道1号をはさむ一帯を公園化。その北側にある園内でいちばん大きな池が不動池である。道をはさんですぐ向かいに不動川が流れる。池名の由来もこの川であろう。 2016年5月にコイヘルペス感染が見つ…

吉田茂邸の心地池と中池(神奈川県大磯)

大磯城山公園。 2017年に公開されて以来、予想以上の来場者を集めた。 かつて裏から日本政治を動かす舞台となった吉田茂の邸宅跡を中心に、国道1号線をはさんだ広い敷地が公園として整備されており、公園内には名が分かっているものとして三つの池がある。 …

西の池(神奈川県大磯)

いくさわ西の池跡公園。かつてはここに西の池が。450m北東にある東の池で水抜き(池干し)をしていると新聞で見て再訪した際に、現地の案内板で「西の池」の存在を知った。 正確にいうとすでに存在はしておらず、池を埋め立てたあとにプール施設が立てられ、…

磯野池(神奈川県大磯)

いそのいけ。磯の池。 ついに地図に記載された、かつての隠れ楽園。 大磯の野池群の筆頭格ながら、かつては会員制の閉鎖的な池として一般には存在が謎めいていた磯野池。 もう10年前になろうか。地図を見ながらオートバイであてもなく探索していたときに、た…

吉沢の池(神奈川県平塚)

中吉沢溜池。 ] 住宅地の奥にひっそりたたずむコクのある池。 戦前に食糧増産のため農業用水確保のために築造された溜め池で、池畔の遊歩道は鷹取山のハイキングコースの一部になっている。正式名称は現地の看板によると「中吉沢溜池」となっているが、ブラ…

東の池(神奈川県大磯)

覆い尽くすほどの蓮が2015年に突然消失。2018年に水抜き。 四年ぶりに訪れて驚いた。池を覆い尽くすほどだった蓮の姿がどこにもない。冬場は立ち枯れ色あせた果托が風に吹かれる光景がふつうだが、蓮そのものの痕跡がどこにも見あたらない。 調べてみると201…

幻庵池(神奈川県小田原)

北条幻庵屋敷跡。 お堀端通りに面した四辻に店を開いたころは、まだ子どもも小さかった。共稼ぎだったので、保育園への送り迎えはおもに自分の役目だった。 保育園の正門前で待っているとき、かたわらに池があることに気づいた。こんなところに池があるんだ…

2号貯水池(神奈川県箱根)

温泉街に供給する温泉水を貯める貯水池で、現在は駐車場になって姿が消えた3号貯水池より少し下ったところにある。 完全なコンクリート護岸で、池底ぜんたいがコンクリートで覆われている可能性もある。比較的最近になって改修工事が行われたようだ。 なん…

3号貯水池(神奈川県箱根)

3号貯水池の上に造られた駐車場(2017年11月)世の中には温泉水を貯めるためのため池なるものもあると知って驚いた。 箱根ほどの巨大観光地となると、温泉街に安定的に温泉水を供給するためはそのようなものも必要になってくるのだろう。 仙石湿原にあるイタ…

箱根強羅公園の池(神奈川県箱根)

インスタ映えの池として箱根強羅の人気スポットに。 強羅の急斜面に造成された入場料有料の公園。公園敷地ぜんたいが急斜面という、少し変わった公園でもある。 園内にある円形の噴水池は季節の花や植物で埋まり、近年はインスタ映えするスポットとして自撮…

ミズキの谷の池(神奈川県横浜)

いたち川源流に位置する周囲150mほどの池。横浜自然観察の森の中にある。遊歩道沿いに野鳥観察小屋もあり、ちょっとした休憩スポットになっている。 池の周囲は野鳥保護のため立ち入り禁止で釣りなどはできない。 自然観察の森の駐車場は有料。雑木林の中を1…

ミズスマシの池(神奈川県横浜)

横浜自然観察の森内にあり、有料駐車場から徒歩でアクセスする。 いたち川源流の「ミズキの谷の池」から30mほど下流側にあるが、通水している池というよりは、水たまりのような小池である。 池の中をのぞいてみたが、ミズスマシらしきものは見あたらなかった…