水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

八久和ダム(山形県西川)

やくわだむ。
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なかなか到達できなかった秘境ダム。
東北電力の発電専用ダムで、重力式コンクリートの堤体は100m近い高さがある。しかし一体ぜんたい、これだけのダムを造る重機や資材をどうやって運んだのかと思うぐらい、アプローチ路が狭い。
月山ダム側からのアプローチは、八久和ダムの堰体へと続いているように見えたが、弘法物見岩の先で早々に道路通行止めで撤収。
数年ごしで荒沢ダム側から分岐する林道で再アタックするも、ところどころに荒れた未舗装部分があり、雨後でぬかるんでいたこともあってハイエースで進むことは断念。
三度目のアタックは同ルートに小型バイク(モンキー)投入。このルートは峠を越えて、めざす八久和ダムのバックウォーター側に到達するはず。直線距離は5kmほどだが屈曲屈曲で倍は走っただろうか。いやあ長い長い。
下りに入りダム湖畔まであと1km、と糠喜びしたところで唐突に工事関係者以外進入禁止ゲートが・・。もっと早く言っておくんなまし。
背負ってきた空撮機材でかろうじてダム湖の姿は捉えることができたが、帰り途、ブラインドカーブの道幅いっぱいにはらんで突っ込んできた四駆の工事関係車両と危うく・・。向こうもまさかバイクが来るとは1ミリも想像していなかった感じ。くわばらくわばら。

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荒沢ダムが起点となるアプローチ路の入口(左)には「八久和ダム」も案内されているのだが。右の写真はアプローチ路林道の様子


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