捕鯨と花の里の奥離に潜む隠れ田の水源
くじら料理と花卉生産で有名な房総半島の和田。
せいぜい標高200m程度の丘陵が広がる独特の地形を縫う「花嫁街道」と呼ばれるハイキングコースを1時間ほど歩いたところに、かつて隠れ田を潤した水源「自我井水(じがいすい)」があるという。
そういえば漢字こそ違うが房総半島にも同名の池があり、池伝説もおもしろかったので、ここにも何かありそうな予感が・・。
じがいすいへのアプローチ
駐車場
登山口近くにも駐車スペースはあるが、道が狭いのとキャパシティが小さいので、今回は国道沿いの無料駐車場を利用。近くにスーパーもあり、まずは腹ごしらえ。
登山口まで
花畑の中を歩く。さすが花卉農家が並ぶ集落。生垣がどの家も立派。ちなみに下左の写真は、うなぎ屋さんみたい。
登山口
トイレ、靴洗い場あり。
ハイキング路
最初だけちょっと急登。
名所・経文石
ちょっとだけ眺望。
沢を渡る
ということは、いよいよ水源池ちかし。
沢が消えた
今か今かと思いつつ、アップダウンをくり返して1kmほど。いくらなんでも通り過ぎているはず、とUターンしてつぶさに周囲に注意して歩いて行くと・・。
がーん
かろうじて「水」の字が読める。じがい水、ここからどう行けば?
伊豆半島の「じがいすい」
水源池を特定することはできず、またもや不発の記事で申し訳ないが、「じがいすい」という池は漢字こそ違うものの伊豆半島にもあったりする。これは源頼朝が平家の権勢の影でまだ弱々しかったころ、山の中を追手に詰められてもうダメとあきらめようとしたときに、ふと見つけた池の水鏡に映した自分姿が、将来のビッグな男になっている姿だったとかで自害をやめたとか、そんな池伝説があり、「自害水」とか「自鑑水」という字があてられている。
案内板
Googleマップ
マークした場所は花嫁街道登山口。駐車スペースとトイレあり。往復5km。
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