水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

トトロのバス停の池(仮称)(大分県佐伯)

「ととろ」という名の集落にあるバス停にかたわらにある小さな池。
この池の上にある雑貨&ジビエカフェのご主人、矢野さんが暇にまかせて重機で作ったという。池の名前は?
「ありません」

もともと田んぼだったところをカフェオープンの際に駐車場を造成。しかしハンパだった角部分を何となく池にしたんだそう。
しかしながら、しっかり石垣護岸。石垣もご自分で積まれた?
「そうですよ」

デザート・コーヒー付きの豬丼(ししどん)を注文。矢野さんは年間百頭を猟銃とくくり罠で仕留める名人猟師だった。
銃でオススメは?
「やっぱりレミントンですね」


カタログを持ってきてくれた。矢野さんのライフル銃はステンレスと樹脂で質実剛健。オイルウッドなど装飾性・趣味性を完全に排除した実用性の塊のようなモデルだった。
「手入れ? 特に磨いたりせんですよ。掃除は風呂で湯にざぶっと」
なるほど。プロの漁師も釣り竿なんか使わない。針と糸だけ。真のプロとはそんなものか。
危ないこと、遭ったことないですか。
「ないですよ。セミオートでぱん、ぱん、ぱんって何発も弾出ますからね」
取り込みが危険と聞いたことありますが、締めはナイフで?
「はあ、体が覚えてますんで」
と一連の動作を実演してくれて、
「いま食べてるやつ、見ます?」
と、持ってきてくれたアルバムに仕留めた豬の写真が。体重90キロ。くくり罠で仕留めたものだという。秋の豬はドングリを食べて栄養をつけているので肉質もいい。

自分で仕留めたイノシシを自分で捌いているという。これぞ本物のジビエ料理


猪を捕らえた罠を見せてくれた。さらに仕掛けを実演してくれる。
豬の足に見立てた棒を罠に突っ込んで、逃げおおせることができたら料金をタダにしてあげると言われてチャレンジ。
いやー、もうぜんぜんダメ。しっかり囚われの身。
あははと笑う矢野さん。今まで逃げることができたのは、帝京大学ボクシング部キャプテンだけなのだとか。
公共駐車場、公衆トイレあり。


川の向こうには猫バス


駐車場、トイレ。


 

全国のジブリな池

2022年は愛知にジブリパークが開園。
ところが園内のサツキとメイの家とその前にある池はじつはずっと前からあったりする。ほか宮崎駿監督がインスピレーションを得たという東京の公園。さらにトトロの舞台となった埼玉県の狭山丘陵など。

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