【かめがいけ / 亀ヶ池温泉、亀ヶ池農村公園、亀ヶ池ビオトープ】
長い岬に穿たれた楽園のようなラグーン
四国から九州に向けて長く腕をのばした佐多岬半島。この細長い半島の中ほど、尾根筋を走る国道からはるか下方に入り江が見える。国道から枝道に入り、つづら折りの坂道を降りていくと、これが入り江ではなく池であることに気づくだろう。
池のほとりには日帰り温泉もあり、岸部は公園化され散策しやすい遊歩道やウッドデッキも整備されている。
2022年はキャンプ場が試験的に無料開放。
池ナビ
海側はコンクリート護岸
コンクリートの垂直護岸。
古い石積み護岸も
海側に近い方は石積みも見られた。
吐き出し
集落のある海側がコンクリート護岸となり通水部には開渠水路が設けられている。
海との通水部(人工水路と水門)
コンクリートで完全に護岸されており、浄化施設が隣接。
海への開口部にはローラーゲートの水門が設けられている。
水中のパイプ
何だろう。けっこう長々と敷設されている。
大ガニの池伝説
八畳間ほどの大きさのある大ガニが池ヌシだったとの伝説がある。
亀ヶ池の設備
キャンプ場(期間限定・試験運用)
2022年に湖畔キャンプ場の試験運用。トイレも最新型できれい。ぜひ今後も続けてほしい。ただ、釣りは禁止という文言が気になる。試験運用中だけの話? 特に釣り禁止看板は設置されていない。キャンプ場常設と同時に全面釣り禁止になれば残念きわまりない。
親水護岸
釣りに最適。集落側にあるので災害時の給水もできる仕様か。
あずまや
水上デッキ
亀ヶ池温泉
木曜定休。
案内板
魚影
ワカサギも生息
生息魚類はブラックバス、ワカサギ、ゴクラクハゼ。
ライズと大量の稚魚
大きな魚のボイルあり。魚種は分からないが、ボラや鯉のようにしつこくもなく、2発程度を間隔を置いて。この感じはバスっぽい。過去にボイル打ちでランカーを釣り上げているので、生息している確率は高い。
しかし岸まわりには何万尾もの小さな稚魚。何の魚だろう。
ライズの饗宴に出会った
静寂な湖面を破って、とつぜん、あちこちですごいライズの饗宴がはじまった。ワカサギが生息するというが、サイズとジャンプがひとなみではない。こんな飛び方をするのはボラだろうか。海に隣接していることからすると、汽水湖と考えてもおかしくない。
ジャンプがあちこちで発生する。何かから逃げている感じもする。捕食者はどんな魚だろう。興味がわいた。
遊歩道をスピナーベイトを投げながら歩いていると、こちらの気配を察して大きな魚影が動くのが見えた。岸は数メートル下。これだけ離れていて、あの神経質な動きは鯉ではない。
逃げた方向にスピナーベイトを投げると、黒いものが襲いかかるのが見えた。上からだからよく見えた。アフタースポーンのブラックバスだ。しかし困った。抜き上げることができない。しばらくあれこれ試すが上がらない。ラインを切ることも考えたが、少々危険をおかして垂直コンクリート護岸を降りてどうにかキャッチした。
春の愛媛はいつも驚きを与えてくれる。相性がいいのだろうか。
湖畔の集落 etc
シラス加工場や宿など
三崎港のシラス専門店
解凍ではあるが安い。
Googleマップ
マークした場所は温泉の大駐車場。