御牧原台地から蓼科山へとつづく長い山裾にぽっかりたたずむ農業用溜め池。ゴルフ場へのどん詰まりの道をぐんぐん上って行くと、不意に道沿いに姿を見せる。道は池岸に沿って左に曲がり、転落防止用のガードレールがつく。コンクリートの垂直護岸だが水面との比高は小さい。ただ転落したら這い上がるのは容易ではなさそう。
築造は江戸時代。芦田城の馬場跡に造られたことから、その名がついた。お殿様は自分の馬場を開墾に必須の池として提供したということだろうか。
入釣痕跡、魚の気配も濃いが、釣り禁止が明示されている。
御牧原の野池群と酷似する規格の立て看板であるが、立科土地改良区名義のこちらの看板には、御牧原にはない「つり禁止」の表記が見られる。
