「田代メルヘンの里」を潤す滝つぼの池
「田代メルヘンの里」と銘打たれる田代盆地の水田を潤してきたのが田代の不動の滝。
そもそも「田代」という語自体に田んぼとか湿原の意味があるので、もともとこの滝を水源とする湿地が広がっていたとも考えられる。
かつては日本最長の鉄道トンネルだった丹那トンネルの開通による地下水の減少に対する補償として滝の上下の池が整備されたそうだ。
同じ静岡県内では、計画が動きだしているリニア新幹線の南アルプスを貫くトンネルをめぐって、地下水脈の変化による悪影響を理由に静岡県が拒絶の姿勢を見せているが、ここ丹那トンネルも開通によって盆地の地下水が枯れたといい、補償として造られた溜め池もある。
池ナビ
滝の上と下に池があり、上の池はコンクリート造りで水量が調節できる鉄製の栓があった。
また池の底からは湧水らしき噴き出しが見られた。
田代盆地
断層による地形
北伊豆地震と火雷神社
震度7の地震によって石製の鳥居が崩落。このとき生じた断層のズレは2mにもなった。
田代桜
12月だというのに桜が一輪咲いていた。