隣の自治体の3倍の値段。水道料金格差。
ほんとうにこんなことがあったのかと目を疑った。
2019年に水道事業の民営化の方向性が固まり注目を集めたが、民営化によって格差が広がるのではという議論もあった。
しかし近隣市町村でも、すでに3倍もの料金格差があったことを、江の浦配水池のことを調べていて初めて知った。
真鶴町は伊豆半島に突き出た急峻地形の岬。水道水源に乏しく、昭和37年に江の浦配水池を設けたものの、東海道新幹線のトンネル開通によって水源が枯渇。
補償として対策が行われ、トンネルから流出する水を新たな水源とした。東海道新幹線をめぐる水源枯渇と補償は、お隣の静岡県函南の農業用ため池でも見られた。