道営の多目的ダムである小平ダム(おびらだむ)が堰く人造湖。
何といっても豪快に貯水池の湖上に渡された橋が目を惹く。ダム湖を横断なんてものじゃない。縦断している。
なぜこんな豪勢な湖上橋を造る必要があったのかは分からない。とにかく国道なみの高規格道路は、湖岸をちまちまとトレースする一般的な方法は採らなかった。それが他に類のない胸のすくようなシャープな湖景を生み出した。
長さ900mのこの橋は滝見大橋という。名のとおりであれば、橋上から流れ込みの奥にある天狗の滝が見えるということだろうか。心残りなことに、この滝を確認しなかった。
貯水池には、ひとつ島も見える。これも小憎いワンポイントになっている。
堰体下には小平ダム公園、インレット側には駐車公園がある。後者の公園では早朝、ウェーダーをまとった重装備のアングラーが集合していた。湖で釣りをするのかと思ったがそうではなく、四駆車のエンジン音を残して上流へと向かっていった。
マークした場所は駐車場。