水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

豊英湖(千葉県君津)

【とよふさこ / 豊英ダム】

秘境感に包まれたボートフィッシングが手軽に

グランドキャニオンのミニチュアのように垂直に切り立った断崖と黒々とした渕。そんな豪快な地形が特長で釣りができる人造湖が豊英湖。
そんな地形なので湖岸利用は釣り用のレンタルボート店のみ。その駐車場も下の写真のように崖に桟を設けて造られている。それだけにボート釣りのための湖といった感じで秘境感と没入感は最高。こんなリザーバーが首都圏から高速道と快適な二車線道路でアクセスできてしまうのだ。

豊英湖(2013年撮影)


 

超レア? ヘラブナ釣り師の銅像が

日本唯一?

レンタルボート店の入口には、ヘラブナ釣り師の銅像が。もう視界に入った瞬間、いわゆる銅像でよくある「地域の偉人」とかでないことはすぐ分かった。いい感じに出た腹が味わい深い。でも、まさか釣り師とは。全国のほとんどの湖沼を見てきたが、銅像になったヘラブナ釣り師を見るのは初めて。日本唯一?

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魚影

湖面を橋の上からのぞくと、あちこちで黒々としたヘラ玉が見られた。


 

ヘラ釣りとバス釣りの共存をめざし独自ルール

初めて訪れた2013年時点では貸しボートはヘラブナ専用だったが、2016年からブラックバス釣りも解禁され、現在ではロクマルをめざすバスアングラーの方がヘラブナ釣り師より多いぐらい。
共存のため、ヘラ師ボートの20m以内に近づかないなど独自ルールがある。詳しくは下の掲示の写真に。





 

豊英ダムが堰く人造湖

千葉県企業局が所管する重力式コンクリートダムの豊英ダムが堰く多目的ダムの貯水池。
水は農業、工業にも利水されている。




 

Googleマップ

マークした場所はレンタルボート店。