じつに静かな、瞑想的な池だった。
「ナムロダム」の名称ではネットに情報はなく、現地の案内板にもその名を見いだすことはできなかったが、長崎県オフィシャルサイト内の「ながさき水源の森」コンテンツにその名が記されていた。
砂防堰堤タイプのシンプルなコンクリート堰であるが、豊玉町の上水道供給の半分を担っているほか、農業用水としても利水される重要水源。対馬では、このようなタイプの小規模な上水道貯水池が複数見られ、「水源涵養ミニダム」というネームプレートを付けた堰堤もあった。
地元の学校の遠足やスケッチ会のスポットとしても愛されているだけに、対馬の島内ではナムロダムの名は知られているものと思う。
昭和49年に築造。
アプローチ路入口に松原自然公園の駐車場とトイレあり。そこからナムロダムまで岩盤の沢に沿ってダート路を北西に550mほど。
マークした場所は松原自然公園の駐車場。