レッドブルをたどって。三浦半島にも幻の池
新潟から始まり山梨、そして伊豆半島へと追いかけつづけてきた赤牛にまつわる池伝説。おかしな話、だんだん家の近場になってきて、ここ三浦半島にも池ヌシが赤牛という底なしの池があることが分かった。しかし場所に関する正確な情報は少なく、しかも池としては消失しかかっているとの噂。もちろん地図への記載はない。
その名を、峯山大池という。
半島基部にせり出した山の頂上近くの池という立地に、赤牛。しかも雨後にのみ出現するロストレイク・・あまりに既視感がある。
長者ヶ崎へとせり出す山塊
なんといっても地形がおもしろい。
池は稜線上の浅いくぼ地にあり、稜線を大蛇の背骨になぞらえると、西に下るにつれ海に突き出て長者ヶ崎となる。
もとは長者ではなく長蛇ヶ崎だったという話も。岬の先端に見える岩礁は、蛇の尾の先っぽの部分が海上に突き出ていると見立てられ、尾ヶ島という。
アプローチ
山道が狭いのでクルマよりオートバイ、自転車の方が良い。
海岸の国道、長者ヶ崎の少し南から枝道に入り、久留和グラウンドの方へ。上を上へと上っていくとゲートで行き止まりとなる。
この尾根道をカーブのところまで戻ると、かたわらにひっそりとケモノ道がある。
ここを下る。下の写真では右側がケモノ道。
看板、目印などは皆無だが、そこそこ人が入っているらしく踏み跡は明瞭で迷うことはないだろう。
100mほど下ると池に出る。池のほとりに出る小さな分岐もある。訪れたときは、ヌタ場程度の水しかなかった。
池の全景
周囲長50mほど。岸はわりと明瞭な段差になっている。
流入する沢などは見あたらない。
Googleマップ
市境となっている稜線上にあり、池へのアプローチ路入口は横須賀市だが、池は葉山町。
マークした場所はアプローチ入口の正確な位置。