まるで人工の堀割。これが天然の山池?!
三原山の山頂カルデラ床の鬱蒼とした森に守られた神秘的な山池。このカルデラは二つの火口を持つ直径1kmのテーブルトップ状の台地を形成。6千年ぐらい前までは火口湖が広がっていて、大池と小池はそのなごりだという。
それにしても、人の手で掘り込んだような垂直の岸は、どう見ても天然のものとは思えない。大池の水を利用しようと水路を掘ったのではないかと思ったが、あたりを探しても水路の接続先が見あたらない。不思議である。この水路状の部分を奥まで進むと楕円の池が広がっているが、行く径がない。空撮でやっとその全貌をつかむことができた。
「大池小池の路」の案内石碑のある登山口から徒歩5分。駐車スペースあり。アクセス路は全舗装だが離合困難な狭道。
マークした場所がアプローチ入口。