照葉樹林に囲まれた谷筋の池。硫黄採掘場が上流側にあったので、名称はその関係だろうか。八丈島では唯一、「沼」の呼称があてられている池でないかと思う。
日によって水の色が変わる神秘性も鉱物由来かも。池の水源を登り詰めていくと八丈島最大の滝である唐滝があるが、訪れた時は土砂崩れで遊歩道が通行止めになっていた。
翌日、三原林道側からの別ルートでのアタックを試みたが池まであと80mのところで迷ってしまい撤収。深い森の中だとたった80mでも周囲が見えず方向感覚もなくなる難しさを感じた。
さて成因。空撮写真で見るかぎりでは天然の堰き止め湖のようにも見えないこともないが、300mほど下流側には溜め池もあるし、逆に上流側には水道用タンクもあるので、どちらかといえば人工の溜め池の可能性が高そう。これは次に訪れたときに確認したい。
唐滝ハイキング用駐車場から遊歩道で硫黄沼まで徒歩30分。
ガイドツアーあり。
地図の黒いPマークが、硫黄沼→唐滝へのハイキング路駐車場。